ごあいさつ
この度、第7回群馬県薬学大会を2024年5月19日に開催する運びとこととなりました。
本大会は、一般社団法人群馬県薬剤師会(以下県薬)と一般社団法人群馬県病院薬剤師会(以下県病薬)とがお互いに学術、技術の向上を目指しながら、薬物治療の向上、安心安全な薬物療法の提供、ならびに薬事衛生の増進に寄与することを目的として開催する、合同の学術大会です。第5回大会からは高崎健康福祉大学も共催となり、全国的にも珍しい薬薬学連携の大会として、今後の群馬県内の薬剤師が臨床薬剤師の役割を発揮できるようプログラムの準備を進めております。
第7回群馬県薬学大会のテーマは「今こそ躍動せよ薬剤師!~変革する医療環境の中、輝く未来のために~」と致しました。コロナ禍以降、今やハイブリッド開催はどこの学術大会でも行われることとなりました。昨年も現地開催、Web配信とあわせて群馬県内外から400名以上の参加者がありました。現在、薬剤師を取り巻く状況は大きく変化しており、第8次医療計画においては、薬剤師、薬局薬剤師、更に薬剤師会という文言も盛り込まれ、地域医療における薬剤師の役割に期待が寄せられているのを感じます。高齢化のピークである2025年以降、少子高齢化の時代に薬剤師が医療チームの中でどのように活躍していくべきか、群馬県の中でどのように安全な薬物療法が維持できるように行政と連携していくべきか、問題は山積しております。2024年度の診療報酬、調剤報酬改定は6月に延期され、今回は改訂直前の注目される時期に本大会が開催され、様々な意味で関心度の高い学術大会となることは言うまでもありません。このような参加者の期待に応え、群馬県内の薬剤師はもとより、行政や他職種、県民の皆様に実りのある大会にしたいと望んでおります。
県薬、県病薬は、群馬県内唯一の薬学部である高崎健康福祉大学薬学部とも協力体制をとりながら、後進の育成や薬剤師の資質向上に努めております。様々な組織で働く薬剤師が、この薬学大会を通じて、研鑽を積んでいただくと共に、交流を深めることで、医療の担い手の一人として堂々と活躍するための資質を獲得できるような場となることを期待しています。
2023年11月吉日
大会長
一般社団法人 群馬県薬剤師会会長
田尻 耕太郎
副大会長
一般社団法人 群馬県病院薬剤師会会長
原 佳津行
副大会長
高崎健康福祉大学薬学部長 寺田 勝英